料理に使った鍋を洗って次の煮物などに使う際、ついつい鍋の水気を簡単に切るだけでコンロにかけてしまいがちじゃ。こんなときはコンロにかける前に水気をよく拭きとると、鍋や鍋底が乾くまでの熱エネルギーを無駄にしなくてもよいぞ。“火にかける前のひと手間”の積み重ねが、節約につながることを覚えておいておくれ

野菜スティックなどをしてセロリの葉っぱの部分が残ったら、細かく刻んで醤油と砂糖またはみりん少々を入れて炒めるんじゃ。また、大根の皮などは短冊に切ってごま油でさっと炒めるんじゃ。そこに醤油と砂糖またはみりんを加え、その醤油ベースのたれに好みの味加減になるまでしばらく漬けておくんじゃ。これらはごはんにかけて食べるととても美味しいぞ。生椎茸の軸は繊維にそって手で裂き、人参とともにきんぴらにすると歯ごたえがあって美味しく食べられるぞ。捨てる前にぜひ試してごらん。

乾電池が切れてしまい、買い置きもなく困った経験はないかな？そんなときは手の平の上に切れた乾電池のプラスとマイナスが交互になるように乗せて、両手で20秒ほどこすりあわせてごらん。不思議なことにしばらくは乾電池が再び使える状態に戻るんじゃ。乾電池を太陽にあてたり、5〜10分ほど布でこすっても同じ効果があるそうじゃ。またゲーム機では動かなくなった乾電池でも、テレビやエアコンのリモコンなら動かすことができる場合もあるぞ。

使い終わったラップは捨てないで、くしゃくしゃっと丸めてステンレスのシンク磨きに使うといいぞ。洗剤をつけなくても水垢や油汚れなどがきれいにとれるんじゃ。また、くしゃくしゃに丸めたラップに歯磨きのペーストをつけてステンレス製品を磨くと驚くほどきれいになるぞ。そもそも食用品ラップは耐久性があるので、水洗いした後に乾かして再び使っても機能は落ちないんじゃ。

いかがですか？暮らしの中でちょっとひと工夫するだけで、簡単に節約や再利用につなげることができるんです。さあ、おばあちゃんの知恵を活用して、家計にも環境にもやさしい生活を楽しみましょう。