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賃貸の“退去”ガイドブック 費用とやるべきことを管理会社が解説!

引っ越し・退去のスケジュール、把握していますか? ギリギリになって慌てる前に要チェック! 退去日決定から引き渡しまでの流れと費用の相場、トラブルを避けるために入居時からできることを賃貸のプロに聞きました。

退去日決定! まずやること

引っ越しってやることが多くて混乱しますよね。退去の流れは「①退去日決定」、「②退去日まで」、「③退去日当日」の3ステップに分けられると思いますので、まずは「①退去日決定」の時点ですべきことを教えてください。

まず、退去の1ヶ月以上前に管理会社へ退去希望日を伝えましょう。契約内容によっては、通告の時期が「退去の2ヶ月前」というように、退去の1ヶ月以上前の期間で設定されていることもあるので、賃貸借契約書をよくご確認くださいね。

ちなみに、ハウスメイト管理物件にお住まいの場合は専用アプリ「お部屋+(プラス)」が便利です。アプリ内の専用フォームに入力するだけで退去の手続きができます。

いつでも連絡できるのはラクですね!

アプリを使うと申請から退室までの正確な家賃精算が可能で、見通しがつきやすいのもメリットです。

お部屋+(プラス)での退去手続きはハウスメイトの管理物件にお住まいの方のみが対象になるのでご注意ください。ハウスメイトの管理物件か分からない際は、お気軽に契約した店舗等までお問い合わせください。

引っ越しのスケジュールはこのタイミングで、余裕を持って確認しておきたいものです。

引き渡し当日までの流れ

次に「②退去日」までのスケジュールを確認したいです。どんな流れで何をすべきでしょうか?

退去日までに、退去元と入居先のそれぞれで準備が必要ですよね。おおまかなスケジュールを図にしてみました。

図にしてみるとわかりやすいですね!

入居時の届け出は別図をご用意しました。転出届は転居の14日前から、転入届は転居後14日以内にそれぞれ管轄の役所での手続きが必要ですので、スケジュールにご注意くださいね。また、転出届を出すと、引越し前の住所における住民票が取得できなくなりますのでこちらにもご注意ください。

自転車、家具、大型の家電製品で不要になるものは早めに回収業者や自治体に引き取ってもらうよう手配しましょう。

立会い日になっても片づかない! なんてことは避けなければいけませんもんね。次に「③退去日当日」は何をするのでしょうか?

退去日の当日はオーナーさま、もしくは管理会社担当者と、ご入居者さまの2名~3名で家の使用状態を確認します。借主の方は基本的には同席しなければいけません。忘れないようにしてくださいね。所要時間は30分~1時間ほど。物件の損傷が自然損耗によるものか、借主の過失などにより負担になる箇所がないか、また、室内に私物を残していないかなどの点検を行い、お互い理解したうえで決めます。大まかな流れはこのようになります。

退去日に用意するものはありますか?

忘れがちなものは「鍵」です。契約書に記載されている鍵をスペアキーも含めてお返しいただきます。オートロック付き物件では部屋(居住部分)の鍵と共用玄関の鍵が分かれており、忘れてしまう事例がしばしばあるのでご注意を。

ふしめ、ふしめに、伝えたい。

家族が増える
出産篇

出産がきっかけのお引越しは育休・産後の準備と引っ越しで慌ただしくなりがちです。ハウスメイトのお部屋+(プラス)ならWebで退室申請が完了! 問い合わせのタイミングや書類記入の必要なく、簡単に手続きできます。

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退去費用、どれくらいかかる?

退去時費用とは、具体的にどのような費用のことでしょうか?

退去に必要な費用として、以下の項目が挙げられます。

原状回復費とは修繕費のことで、通常損耗ではなく入居者さまの過失で生じた損耗を修繕するためにかかる費用のことです。ハウスクリーニング費は次の入居者の方のために必要な清掃・消臭などの費用で、原状回復費とは別項目で請求されます。

「クロスの汚れはハウスクリーニングで除去する」といった情報を見かけますが、ハウスクリーニングは室内清掃の費用です。通常損耗の域を超えたクロスの汚れや損耗は原状回復の扱いになります。

うっかりついてしまう傷や汚れってありますよね。原状回復費を請求されがちなものは何でしょうか?

入居者さまの過失によるクロスの貼り替えですね。流し台周りの油汚れや、ベッド・ソファを壁に隙間なく置いた家具痕によるクロスの変色やキズなどが多いです。

汚れたらすぐ掃除を心がけて、汚れやすい場所を保護しておくとよさそうですね。

物件情報で「ハウスクリーニング費(入居時もしくは契約時)」と記載されたものを見かけましたが、入居時に請求されるケースもあるのでしょうか? また、「ハウスクリーニング費は大家さんが支払うもの」という話も見かけました。

入居時に支払いが必要な物件もあります。地域によって、退去時に実費精算の場合や敷金から清算するケースまでさまざまです。また、賃貸借契約書に「修繕負担に関する特約」として借主が負担する旨が記載されている場合は借主負担となります。

まずは契約書をチェックしてみてください。契約前であれば、不動産屋さんに退去時の修繕負担特約の中にクリーニング代があるか確認しておくとよいでしょう。

敷金は戻ってくる?

引き渡し後、敷金から原状回復費が差し引かれて戻ってくると聞きました。多くの場合、敷金は戻ってくるものなのでしょうか?

敷金の金額や契約内容(修繕特約)、故意・過失の有無などで左右されるため、必ずしも戻ってくるとは言えません。ケースバイケースです。家賃が高いほど敷金も高くなり、原状回復の範囲が通常損耗の範囲であれば修繕費が低くなりますから。

確かに、敷金を多く支払う物件で修繕費を抑えられれば差額が多くなりますし、そもそも敷金がない物件もありますもんね。敷金が入金されるタイミングはいつですか?

原状回復に関する内容と金額に同意いただいた後になります。管理会社によって返還のタイミングを契約書に記載している場合もありますので確認してみてください。

何にせよ契約書はよく確認ですね。敷金が多く戻ってくるためにできることを教えてください。

きれいに使っていただくことはもちろんですが、入居時に必ずお部屋の状態を確認し写真に残しましょう。入居年数が長くなれば過失で生じてしまう傷もあるので、忘れないように残すことが重要になります。また、私物を置き忘れてしまうと処分費用も掛かってしまうので要注意です。

ふしめ、ふしめに、伝えたい。

一人暮らしステップアップ
新社会人編

初の一人暮らし、新しい環境と慣れないことに追われて大変かと思います。後々のトラブルを防ぐためにも、アプリを使って「入居時フォト」で撮影しておきましょう。お部屋の損耗具合を入居前後で確認できるので安心です。

お部屋+(プラス)の入居時フォトでトラブル回避

過失となりうるケース

先ほど、原状回復についてうかがいましたが、借主の過失(負担)になる損傷をより具体的に挙げると何がありますか?

たばこのヤニや臭い、お香によるクロス変色、落書き、釘やネジの穴、結露を放置したことによるクロスのカビ、ペット臭やペットに起因する汚損破損など、入居者の過失によって生じる汚損、破損は借主の負担になります。

お香でクロスが変色するとは知りませんでした! 結露の放置やカビは気づかないうちに起こりそうで心配になりますね。

心配な時は気づいたときにすぐ管理会社へ連絡するのが一番です。例えば、湿気による結露やカビなどの対策(こまめな換気や掃除など)を行っていても改善されないので、調べてみたところ建物の構造が原因とだったというケースもあります。管理会社または、大家さんの自主管理であれば大家さんへ早めに相談することをおすすめします。放置するほど家の基礎が痛みやすくなりますし、早めにお手入れ・修繕して部屋を良い状態に保つことは、入居者さま、オーナーさま双方にとってプラスになることですから。

高額請求されるケース

修繕費が高額になってしまうことってあるのでしょうか?

フローリングへの傷(へこみ・はがれ)の修理は高額になりがちです。また、転倒して壁に穴が開き、ボードとクロスの貼替が必要な場合も高額です。

家の基礎に達する傷は高額になりそうですね。

退去費用を抑えるポイント

ここまでのお話のまとめとして、退去費用を抑えるために気をつけることを教えてください。

繰り返しになりますが、入居者のみなさまがお部屋をきれいに使用する意識が高いほど費用は確実に抑えられます。返す時を考え、汚れた箇所はすぐふき取り、こまめに掃除をすることが大切です。

立つ鳥跡を濁さず。借り物ですから極力傷つけない心構えが大切ですね。

その通りです。とはいえ普段から意識していても思わぬことで汚れや傷がついてしまうものです。入居時の傷・汚れは必ず写真に残しておき、修繕できない傷や汚れに気づいたときはすぐ管理会社へ共有・相談しておくと、結果的に費用を抑えられると思います。

よくある退去時トラブル

ちなみに……、退去時によくあるトラブルってあるのでしょうか?

入居者さまの方が記憶にない、過失となりうる傷や汚れの修繕負担はトラブルになるケースが多いかもしれません。

確かに、自分の過失か証明できない傷汚れを指摘されるとモヤモヤしそうです。入居時の写真撮影って大切ですね。

そうですね。湿気を放置したことによりカビが発生してしまったり、許可なく設備を変えてしまうなど事前に管理会社へ確認すれば防げるトラブルです。私たちはご入居者さまの暮らしに寄り添い、できる限りご希望が叶うよう努めます。ぜひお気軽にご相談いただけたらと思います。

これで入居から退去まで安心です! ありがとうございます。

お伝えした内容を全部覚えておくのは大変かと思いますので、ハウスメイトの賃貸物件をご検討中でしたら、ぜひお部屋+(プラス)を活用ください。入居時フォトサービスからWeb退去手続まで、そのとき必要な機能と情報、連絡先をすぐ確認できます。ハウスメイトがみなさまの暮らしに寄り添い、より良い生活を送っていただけるようサポートします。

お部屋+(プラス)とは

30万人を超えるメンバーが参加するハウスメイトのコミュニケーションサイトです。
安心のライフサポートやメンバー限定イベント、おトクなプレゼント特典など、うれしいサービスが充実しています。

+Point1

入居時フォト

入居前のお部屋のキズや汚れを、ご自身のスマートフォンで撮影し、「お部屋+(プラス)」メンバー専用WEBサイトに登録することが可能です!

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Web退室申請

面倒な退室申請も、時間を問わずいつでもWEBで手続き可能です。申請から退室まで正確な日数で家賃精算ができる他、契約内容の変更もWEB上でカンタン手続き。

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毎回多くの参加者で盛り上がるハウスメイトならではのスペシャルイベントを全国各地で開催しています。

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お住み替え時にキャッシュバック

ハウスメイト管理物件間の住み替え時に、ご契約年数に応じてさまざまな特典がついてくる「Myステージ」制度を導入しています。

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