これまで遅刻や無断欠勤など一度もない同僚が、ある日連絡もなく、職場に姿を現さなかったら、あなたはどう思いますか?「大丈夫かな?具合でも悪いのかな?」と心配になると思います。電話やメールをしても返信がなかったら、「ちょっと家まで見に行ってみようか」という気持ちにもなるかもしれません。実際、連絡がないことを不審に思った同僚が自宅を訪ね、倒れているところを発見し一命を取り留めた、という話を聞いたことがあります。
一方で、普段から遅刻や欠勤の多い人なら、「またいつものことか」と思われて、連絡すらしてもらえないかもしれません。さすがにそのまま数日連絡がなければ、「何かあったのかも?」と思われるかもしれませんが、そのときにはすでに手遅れなんていうことも。自宅に一人でいるときに具合が悪くなり倒れてしまう、というのはごくまれなことかもしれませんが、病気だけでなく、災害や事故などでも同様のことがいえます。
自由気ままなひとり暮らしが続くと、時間やルールにルーズになることもあるかもしれません。そのためだけに無理に人とのつながりを持つ必要はありませんが、普段から時間や約束を守るという行動の積み重ねが、いざというときの自分の身を守ることにつながる場合があることを覚えておきましょう。
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病気や怪我がいつ起こるのかは予測ができません。今は健康かもしれませんが、いざ体調を崩したときに何も備えがないと本当に不安で心細いものです。元気なときにこそ、自分の身を守るための準備をしておきましょう。