今回は、合羽橋にある料理道具屋さん「飯田屋」の5代目社長飯田敬子さんのお話です。常時、約1万点もの豊富な料理道具が取り揃えられている「飯田屋」で社長14年目を迎えた敬子さん。魅力的な笑顔で、美味しい料理を作るための道具をお勧めしてくださいました。
株式会社飯田は、大正元年創業、今年104年目を迎えた料理道具屋です。扱う道具は時代に合わせて変わってきていまして、創業当時の建具屋から、ウインドケース屋、ホーローバット屋を経て、昭和30年代にお肉屋さんの料理道具専門店になりました。そこから、お惣菜関係の道具も揃えるようになり、昭和50年代には、メラミン食器という回転寿司用のお皿を日本で初めて取り扱い始めたんです。さらに、デパ地下などのお客様も増えていったことで、取り扱う商品が細分化していきました。また、そういった卸売に加えて、ここ5、6年で小売も増えています。一般の方が楽しくお料理できるような便利グッズ、カラフルな可愛らしい料理道具をお店に置くようになり、それをTVや雑誌で取り上げていただくようになりました。