温泉は、「泉質」によって働く作用が違います。泉質は温泉のレシピみたいなもので、それが「美肌の湯」や「美人の湯」の指標になるんですね。ここでは、「三大美人泉質」と呼ばれるものとその理由をご紹介します。
三大美人泉質①「炭酸水素塩泉」→肌がすべすべになる“美肌の湯”
ナトリウム-炭酸水素塩泉は、重曹温泉。重曹はお掃除やアク取りに使いますが、温泉でも同様で、肌の汚れや古い角質を落としてくれる石鹸のような作用があります。炭酸水素塩泉以外に、アルカリ性にも同じような作用があります。
三大美人泉質②「硫酸塩泉」→肌がしっとりする“美人の湯”
乾燥が気になる、保湿したいという方に。化粧水のように肌に水分を運んでくれる泉質です。「信玄公の湯」といった、昔武将が傷を治した温泉はこれ。傷の治りが早くなるということは、保湿して肌の傷の治りを早めるということですから。武将の湯は美人の湯。
三大美人泉質③「硫黄温泉」→体の中をキレイに
硫黄には毛細血管の拡張作用があるので血の巡りを良くしてくれます。ですから、代謝を良くしたい方や疲れをとりたい方におすすめ。男性だとメタボが気になる方にも(笑)。
泉質表示は温泉地や温泉宿のWebサイトに表示されていることが多いですし、もしわからなくても、温泉宿に問い合わせれば教えてもらえます。