いざ掃除を始める前に大事なのが部屋を片づけること。掃除と片づけをきちんとわけて考えることが楽に部屋をキレイにするための第一歩です。掃除とは汚れを落とすこと。片づけとはモノをあるべき場所にしまうこと。まずこれを意識しましょう。
テーブルや床の上などにモノが出しっぱなしのまま、いきなり拭き掃除をしたり、掃除機をかけようとしたりしても、いちいちモノを動かさねばならず、スムーズに進められません。しまいには面倒になって邪魔なモノを避けて、空いているところだけちゃちゃっと拭いておしまいなんてことも。そんなことをすると、その奥に潜んだ汚れが取りきれずに、どんどん部屋が汚くなっていきます。
部屋にいる時間が短い一人暮らしなら、モノが出しっぱなしになっていなければ、あえて掃除の時間を作らなくても、汚れやゴミに気がついたときにさっと拭いたり捨てたりするだけで、そこそこキレイが保てるはずです。

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とはいえ、忙しかったり面倒だったりすると、掃除も片づけも何もかも後回しになってしまうこともあるはず。時間が経った汚れは、さっと拭いたくらいでは簡単には落とせなくなってしまっています。とくにキッチンやトイレ、バスルームなどの水回りは、頑固な汚れがつきやすい場所です。

そんなときの強い味方が洗剤です。ドラッグストアなどに行くと、箇所別・汚れ別の洗剤が各種並んでいますが、一人暮らしであれこれ揃えても邪魔だし、無駄。まずは誰もがひとつは持っている台所用の食器用洗剤を使ってみましょう。
食器用洗剤の多くは中性洗剤で、安全で素材や手を傷めにくいというメリットがあります。原液で使っても傷がついたり、変色したりすることがないので、賃貸住宅でも安心。水拭きしただけでは落ちない汚れがあったら、食器用洗剤をつけてスポンジなどでこすってみましょう。
それでも落ちなかった場合に用意しておきたいのが住居用弱アルカリ性洗剤です。キッチンのコンロ周りなどの頑固な油汚れにも強いです。中性洗剤よりも強力なので、使用上の注意をよく確認しながら、使いましょう。

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掃除というと、まず「ぞうきん」を思い浮かべる人も多いようですが、一人暮らしにはぞうきんは要りません。ぞうきんを使うとなると、水などで濡らして拭いて、また洗って干して乾かしてしまうという手間がかかります。それって正直とても面倒なこと。しかも、使ったあとのぞうきんはキレイに洗ったつもりでも、色も汚くニオイも気になったりして、わざわざしまうのもはばかられます。
一人暮らしなら、使い捨ての掃除用シートがおすすめ。乾拭き用のドライタイプと水拭き用のウェットタイプの2種類用意しておくと便利です。フローリングワイパーを持っているのであれば、ワイパー用のシートと共用でOK。
使ったら、あとはポイッと捨てるだけ。それでなくても面倒な掃除の負担はできるだけ減らしましょう。

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一人暮らしの掃除には、「ながら掃除」や「ついで掃除」が向いています。例えば、お風呂に入りながら壁や湯船をこすったり、歯を磨くついでに洗面ボウルも磨いたりすると、わざわざ掃除の時間を作らずに済むことがあります。
ながら掃除やついで掃除を続けるために大事なのは、掃除用具を手近に置いておくこと。おすすめなのがメラミンスポンジです。
メラミンスポンジは洗剤を使わず、水をつけるだけで汚れを落とすことができます。これひとつで掃除が完了するので、洗面所やキッチンなど汚れが気になる場所に置いておいて、気づいたら、さっと取れるようにしておくのがポイント。小さめサイズにカットして、一度で使い切って捨てるほうが衛生的です。
なお、メラミンスポンジは木製品や塗装や曇り止めなどのコーティングがされている場所に使うと、傷をつけてしまうことがあるので使用を避けましょう。

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一人暮らしの部屋の掃除では、無理をしないことが大事。「さぁ、掃除をするぞ！」と頑張らなくても、便利な掃除アイテムを活用しながら、気になったところをちょこちょこ掃除するだけで、ぐんとキレイになりますよ。気持ちのいい部屋で快適な一人暮らしライフを過ごしてくださいね。