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楽しいお部屋を探したい

狭くてもスッキリ見せて、バッチリ使いやすいインテリアのコツ

一人暮らしのインテリアのよくある悩みが部屋の狭さ。気に入った家具や雑貨を揃えたのに、なぜかゴチャゴチャして狭苦しく感じたり、生活動線が悪くて不便になったりすることがあります。そこで今回は、狭い部屋でもできるだけ広く見せ、広く使えるようなインテリアやレイアウトのコツを紹介します。

number-one/shutterstock.com

色と素材を意識しよう

家具もたくさん置いているわけじゃないのに、なぜか部屋がゴチャゴチャして見える。そんな悩みがある人は、まず部屋の色使いを見直してみましょう。部屋中に様々な色が溢れていないでしょうか。

まずは部屋全体のベースとなる色を決めて、大きな家具や家電などはそれに合わせて揃えていくと、スッキリとまとまりのよいインテリアになります。特に白や茶など、部屋の中で広い面積を占める壁や床に多く使われる色でまとめていくと、部屋全体の色数が減り、壁や床と家具が同化して広く見えるという効果が生まれます。面積の大きいものはベースカラーでまとめて、比較的小さめなファブリックや雑貨に色を加えると、スッキリしつつも個性のある部屋が作れるでしょう。

また、家具を選ぶときは素材選びも大切です。例えば、同じ色味の木目の家具であっても、ツヤのあるコーティングがされているかどうかで印象は大きく異なります。印象の違う家具が同じ空間にあると、狭さを感じさせる要因に。素材の色と質感を揃えて選ぶことをおすすめします。

T.TATSU/shutterstock.com

高さや奥行きを揃えよう

テレビボードや本棚、デスクなどの家具は、壁側に寄せて並べることが多いでしょう。そのときに注意したいのが高さや奥行きです。

家具を複数並べたときに、できるだけ高さや奥行きを揃えることで、段差がなくなり、壁がなめらかに見え、スッキリとした印象になります。部屋の面積は実質的に若干狭くなるかもしれませんが、奥行きの小さい家具は背面を空けて、大きい方に揃えることで全体の印象としては広く感じさせられる場合もあります。

MAXBLENDER3D/shutterstock.com

壁や床を見せよう

家具や家電をレイアウトするときに意識したいのが、壁や床ができるだけ多く見えるようにすること。部屋の中で大きな面積を占める壁や床が大きく見えていると、部屋が広い印象になります。

例えば、テレビボードとカラーボックスを置きたいのであれば、部屋の両脇に分けるのではなく、できるだけ片側にまとめて並べると、床が見える状態が広がります。また、部屋の真ん中にテーブルを置くのであれば、どっしりとした太い脚のものよりも、脚が細いものやガラステーブルだと床が見えて、より広い印象に。

また、狭い部屋に背の高い家具を置くと、圧迫感が出て、窮屈に感じられることがあります。腰よりも低い家具で揃えていくと、壁が大きく見えて、開放感が生まれます。クローゼットや本棚など、背の高い家具がどうしても必要なときには、壁と同じ色のものを選ぶと馴染みやすいでしょう。また、部屋の入り口側に置いて、ドアを開けたときに目に入らないようにすると、視界を邪魔せず、狭さを感じさせません。

Tr1sha/shutterstock.com

生活動線を考えよう

せっかく素敵な部屋になっても、家事や生活をする上で暮らしにくくては意味がありません。毎日自分が部屋の中で、どんなふうに動いているのかをイメージしながらレイアウトすることが大切です。

例えば、掃除をするのに、部屋の真ん中にあるソファが邪魔で、その向こうまで掃除機をかけるのが面倒になってしまう、なんてことはないでしょうか。この場合、掃除機をかける途中で、ソファの向こう側までその掃除機を運ぶという別の動作を挟まなくてはならず、生活動線を断たれます。また、必要なものがしまっている引き出しの前に別の家具があって、すぐにものが取り出せず、わざわざ家具を動かすというのも、よくない例のひとつです。

部屋の中に家具や家電が収まりきればいいというだけでなく、暮らしやすいことも部屋作りの大事なポイント。家事がうまく進まなかったり、いつの間にか部屋が散らかってしまったりする場合は、家具や家電の配置のせいで不都合が起こっている可能性もあります。ぜひ見直してみましょう。

VGstockstudio/shutterstock.com

「部屋が狭いから…」とインテリアを楽しむことを諦めている人もいるかもしれませんが、ちょっとした工夫で部屋を広く見せたり、より暮らしやすくすることが可能です。すでに家具や家電が揃ってしまっているなら、自分で色を塗り替えるといったDIYもおすすめ。自分らしい部屋作りをぜひ楽しんでくださいね。

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